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ニューヨーク市保健局は15日、市での喫煙者数が増加したと発表した。
2013年の地域健康調査によると、07年以来初めて、市の成人人口の約16.1%にあたる100万人が喫煙しているという結果が出たという。
市では10年に喫煙者数が85万3000人と最低人数を記録していたが、その数は年々増え続けている。
市の喫煙者の76%が1日に1~10本のたばこを吸っており、これは02年以降8%の増加となる。低所得、低学歴の25~44歳までの男女に、喫煙者が多く見られるとの調査結果も出ている。
同局のクリスティン・ジョンソン・カーティス副局長は、「一日に吸うたばこの本数を減らせば健康への害も少ないだろうという誤った認識を持つ人々が増えたことが、喫煙者数増加の原因だと考えている」とし、「政府が禁煙プログラムに充てていた予算を削減したこともその一因だ」としている。
同局は月曜日から1カ月間、テレビCMを使い、喫煙者を対象としたたばこ撲滅キャンペーンを開始した。このCMは、例え1日に数本しか喫煙しなくても、朝咳がでるなどの症状は肺気腫や肺癌など、たばこに関係する深刻な疾患の前兆の場合もあると警告し、安全な喫煙などというものは存在しないと伝えることを目的としている。
市ではことしから、法定喫煙年齢を18歳から21歳に引き上げた。
同調査は、市内5区の9000人を対象に行われ、電子たばこの喫煙者は含まれていない。
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