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長年アップル社製品の発売のようすを記録してきた映画監督ケイシー・ネスタット氏が、19日のiPhone6発売に伴いできた行列を取材したドキュメンタリー映像を公開した。
2007年の初代iPhone発表時は行列に並ぶなど、自身もアップル社製品愛好家のネスタット氏。昨年のiPhone5S発売時にできた行列を観察するうち、それまでとは雰囲気が異なることに気付き、ドキュメンタリー制作を始めたという。
ネスタット氏が「とても興奮し、ニューヨークでの今までの生活の中で一番楽しかった夜」と語るiPhoneを待つ行列での経験とは反対に、ことしは行列に並んでいる人にiPhoneに対する関心はさほど見られなかった。列に並んでいる多くの人がアジア系の男性で、なぜ並んでいるのか聞くと無視されたり、「家族のために購入する」というしらけた返事しか返ってこなかったという。しかしアップルストアの外では、店から出てきた人がお金と引き換えに購入したばかりのiPhoneを第三者に渡す現場も見られ、「この組織には中国マフィアが絡んでいるのではないか」とネスタット氏は推測する。
中国ではiPhoneの新機種を手に入れるのに最低3カ月待たなければならず、南アジアにはアップルストアがない。急激に高まるアジアでのiPhone需要を満たすため、不法移民が海外で行列に並び現金でiPhoneを購入、転売する“ブラックマーケット”が展開されているという。
ネスタット氏は「僕が映し出したかったのはiPhoneがどこにたどり着くのかということ」と話した。
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