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共同通信
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東京都文京区の湯島聖堂で2018年、倒れた看板の下敷きになり、大けがを負ったアイドルグループ「仮面女子」の猪狩ともかさん(30)と両親が湯島聖堂を所有する国に対し、安全対策を怠ったとして計1千万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、東京地裁(成田晋司裁判長)は27日、請求を棄却した。
訴状によると、18年4月11日、湯島聖堂の敷地に設置された立て看板(高さ約2.8メートル、幅約3.8メートル)が強風で飛ばされ、近くを歩いていた猪狩さんにぶつかり、下半身の運動機能を完全に失う障害を負ったとしている。猪狩さんは車いすでアイドル活動を続けている。