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共同通信
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【エルマウ共同】米政府高官は27日、先進7カ国(G7)首脳がロシア産石油の取引価格に上限を設ける方向で協議を進めていると明らかにした。G7各国はウクライナに侵攻したロシアに経済制裁を科すが、原油価格高騰により効果が限られてきた。価格上限を設定することで、戦費調達につながる外貨獲得に打撃を与えると同時に、インフレの抑制も狙う。
米ブルームバーク通信によると、ロシア産の原油や石油製品が合意価格以下で販売される場合に限り、輸送を認めるような仕組みを議論している。ロシアが対抗措置として石油や天然ガスの輸出を停滞させるリスクもある。