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共同通信
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【テヘラン共同】イラン外務省報道官は27日の声明で、イラン核合意の立て直しに向けた米国とイランの間接協議が28日にカタールの首都ドーハで再開すると表明した。カタールは米国とイランを仲介する外交ルートの一つ。米イランの主張には隔たりがあるため、交渉が妥結するかどうかは不透明だ。
間接協議でイランは、同国指導部の親衛隊的な性格を持つ軍事部門、革命防衛隊に対するテロ組織指定の解除を要求。米国は核合意とは直接関係ないとして拒否し、協議が3月から中断した。イラン外務省報道官は記者会見で「ボールはワシントン側にある」と述べ、米国に譲歩を迫った。