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共同通信
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国土交通省は28日、車両のバックを周囲に音で知らせる「後退時警報」(バックアラーム)の搭載をトラック、バスに義務付ける方針を明らかにした。後方の様子をモニターで確認できるバックカメラなどの義務化と併せ、歩行者らが巻き込まれる事故を防ぐ。道路運送車両法に基づく保安基準を来年1月ごろに改正し、周知期間を置いて適用する。
現在、バックアラームの搭載は自由。音や音質に関する基準はなく、事業者やドライバーの判断で搭載しても、音量によっては周辺の住宅から騒音の苦情が寄せられる懸念があった。
6月下旬の国連の関連会議で、国際基準の音量は50~70デシベルで決着した。