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共同通信
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オーストリアのウィーンで開催された核兵器禁止条約第1回締約国会議に参加した広島市の松井一実市長が29日、市役所で帰国報告の記者会見を開いた。参加国代表や世界の核被害者と接し「核兵器は『絶対悪』であり、被害を防ぐための手段は廃絶しかないと改めて感じた」と述べた。
松井市長は平和首長会議の代表として会議でスピーチしたほか、非締約国としてオブザーバー参加したオーストラリアやノルウェーの代表と面会した。会見で松井市長は、参加を見送った日本政府に対し「議論の場に出ていかなければ対話は始まらない。参加こそ核兵器のない世界への重要な一歩だと理解してほしい」と求めた。