住民に予算案のアイデアを アストリアで初の試み
ニューヨーク市の第22地区を代表する市議会議員コスタ・コンスタンティナイド氏は今週から、クイーンズ区アストリアに割り当てられた100万ドルの予算の使い道について地元住民からアイデアを集めるため、各地で集会を開催すると発表した。
同氏は、「これは、住民が収めた税金の使い道を住民が直接決めるという初めての試みである。これにより政府の透明性が増し、住民との関係が身近なものとなることを望む」と声明の中で語っている。100万ドルの資金は使い道が自由で、アストリアのほか、ウッドサイド、イースト・エルムハースト、ジャクソン・ハイツの一部の地域の投資計画に利用できる。同氏が主催する第1回目の集会は、22日午後7時にアストリアの29丁目30-15番地にある公立第234校で開催され、その後も順次、同地区内の様々な施設で開催予定だ。
住民により提出されたアイデアは、ボランティアにより詳細な企画書にまとめられ、来年の春、住民の投票により選出されるという。