尖閣グレーゾーン想定し合同訓練

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共同通信
合同訓練する海上自衛隊の護衛艦と宮古島海上保安部の巡視船みやこ(奥)=6月30日、東京・伊豆大島東方海域(海上保安庁提供)

 海上保安庁と海上自衛隊は1日、東京都・伊豆大島の東方海域で6月30日に合同訓練を実施したと発表した。海保の巡視船、海自の護衛艦が2隻ずつ参加。沖縄県・尖閣諸島に中国軍艦が接近する「グレーゾーン事態」を想定し、軍艦の進路規制などのため巡視船と護衛艦が隊形を組んで進行する手順や、海自と海保の情報共有手段を確認したとみられる。

 海自と海保は昨年12月にも同じ伊豆大島東方で、尖閣を想定したとみられる訓練を実施している。グレーゾーンは武力攻撃に至らない範囲で、主権侵害の可能性がある事態。中国海軍の活動が活発化している情勢を踏まえ、連携強化を図る狙いとみられる。