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共同通信
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【マバラカット(フィリピン北部)共同】フィリピンのマルコス新大統領は1日、北部ルソン島のクラーク空軍基地を訪れ、空軍創設75周年の式典に出席した。南シナ海を巡る中国との対立を踏まえ、「フィリピンが巻き込まれている紛争を念頭に、最新の空軍と偵察の能力」がより必要だと演説し、主権を守る上で空軍強化を政権の優先課題として挙げた。
1991年に米軍がフィリピンに返還した同基地は、中国が権益を主張する南シナ海ににらみを利かせる戦略的拠点。6月30日の大統領就任翌日の訪問で、軍事力を重視する姿勢を印象付けた。