【日時】開催中〜2015年1月7日(水)
【場所】Solomon R. Guggenheim Museum: 1071 5th Ave & 89th St
【料金】一般:22ドル/学生・シニア(65歳以上 要ID):18ドル/
子ども(12歳以下)/会員:無料
【Web】www.guggenheim.org
現在、グッゲンハイム美術館では、「ZERO: Countdown to Tomorrow」を開催中だ。「ZERO」とは、1957年にデュッセルドルフを拠点とする美術家 Heinz Mack氏とOtto Piene氏によって創設されたグループの名称。61年には、Günther Uecker氏がメンバーとして加わる。
「ZERO」の最大の理念は、戦後の美術を「ゼロ」から始めることであり、その活動は国際的な運動体であったことも大きな特徴。
今回の展示は、米国最大規模の「ZERO」を題材にした大回顧展で、世界各国の様々な作家が参加しており、日本を代表する現代アーティスト一人である草間彌生氏も名を連ねている。「空間主義(平面である絵画と立体である彫刻の間の壁を取り払った芸術)」を唱えたイタリア人の美術家Lucio Fontana氏や、キャンバスを真っ青にペイントした作品を制作した「モノクロニズム(単色の作品)」を代表する作家Yves Klein氏など、 10カ国以上から40人以上のアーティスト作品を鑑賞できる。ランドアート(土など、自然に存在するものを用いて砂漠などで作品を制作する)、ミニマリズム、コンセプチャルアートと多岐にわたり、その表現方法はペインティング、彫刻、写真や映像。1950年代〜60年代に活動をした同芸術家たちが交差し、コラボレーションした「ZERO」時代の歴史、そして魅力に迫る。
66年に「ZERO」グループは解散しているが、90年代以降、同グループの回顧展がドイツを中心に頻繁に展覧会が開催されている。
グッゲンハイム美術館は、ソロモン・R・グッゲンハイム財団が運営する美術館。1937年にニューヨーク市に美術館設置、以降世界各地に展開している。
マルチメディアガイドの無料貸出しもあるので、鑑賞しやすい。
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