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近年数々の老舗レストランが閉店しニューヨーカーを悲しませているが、またひとつ、タイムズスクエアの名所が姿を消す。8番街と44丁目の角に建ち、長年親しまれてきた「Smith’s Bar」が30日をもってその歴史に幕を閉じることを発表した。
独特なネオンライトが辺りを照らすこの名所の閉店理由は、店舗のリース契約が難航したためだと言われている。店側は今回の閉店についてノーコメントを貫いており、フェイスブックなどでも詳細を明らかにしていない。しかし、一部の従業員は閉店を認めている。
30年間同店で働いてきた83歳のチャーリー・ロッチさんは寂しさをにじませ、「1954年の開店以来長い間働いた場所で、オーナーが変わっても雇ってくれた恩のある店」と話した。1990年には店内で、客同士の殺人事件が発生し、1984年にはバー内で警察官が自ら命を絶つなど、かつては数々の事件に巻き込まれ、犯罪の臭いが漂う場所として知られていたが、今となってはそれもいい思い出だという。
閉店後、同店の物件がどうなるのかは未定だ。
最近では、ミッドタウンウエストで55年間営業した「Famous Oyster Bar」が閉店、アッパーウエストの老舗バー「Subway Inn」も、リースの問題で移転を余儀なくされている。
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