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共同通信
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警察で保管していた落とし物の指輪を、持ち主を装って引き取ろうとしたとして、警視庁捜査2課は2日、詐欺未遂の疑いで住所不定、無職加藤晃容疑者(63)を逮捕した。捜査2課によると「日用品を買う金に困っていた。売るつもりだった」と容疑を認めている。同様の手口で10回以上、時計や貴金属を詐取したとみて調べる。
逮捕容疑は5月6日、警視庁遺失物センター(東京都文京区)が管理していた指輪をだまし取ろうとした疑い。指輪は都営地下鉄大江戸線東中野駅で拾われたものだった。加藤容疑者の説明と実物の特徴が異なったため、不審に思った係員が返還を断り、警視庁が捜査していた。