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トムソン・ロイター財団が10月29日に発表した世論調査によると、ニューヨーク市の公共交通機関が、世界16の大都市の中で女性にとってもっとも安全であると考えられていることがわかった。東京と北京がこれに続く。一方、もっとも危険な大都市は、コロンビアの首都ボゴタで、メキシコの首都メキシコ・シティー、ペルーの首都リマとラテンアメリカの大都市が名を連ねた。
ニューヨークの地下鉄といえば、約25年前には落書きで汚れ、犯罪が頻発しており女性が利用するのは危険だと考えられていた。だが1990年代に入り、地域での警察活動の積極化、ゴミ捨てや無賃乗車の取締り、町や駅などをパトロールする警官の増員などさまざまな対策を講じた結果、犯罪は著しく減少し、地下鉄やバスを利用する人々の数も増えた。
現在、市の道路や駅構内には、防犯カメラ(CCTV)が設置され、対話式の緊急時連絡センターなどが設けられている。
ニューヨーク州都市交通局(MTA)の記録によると、今年3月の時点で、市の地下鉄および通勤用鉄道の利用者が過去60年間で最多の17億人にまで増加していた。市では、1日に約800万人が地下鉄やバス、通勤用鉄道を利用しているという。
だが一方で、調査対象者の女性の34%が、地下鉄やバスの中で、言葉による嫌がらせを受けたことがあると答えている。
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