障害者避難に課題87%

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共同通信
アンケート結果と家族の主な声 災害時の避難に課題を感じるか

 2018年7月の西日本豪雨で甚大な被害が出た広島、岡山、愛媛の知的・発達障害がある人の家族180人以上に共同通信が実施したアンケートで、災害時の避難に課題があると感じる人が87%に上ることが2日、分かった。豪雨では両障害がある岡山県の母娘が自宅で死亡し、障害者への避難支援の在り方が改めて問われたが、4年がたつ今も当事者を巡る不安が払拭されていない現状が浮き彫りになった。

 アンケートは6月、支援団体などを通じて実施。189人が応じ、選択式で130人が課題を「感じる」、36人が「どちらかといえば感じる」と答えた。