首相、警備警護の強化を指示

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共同通信

 岸田文雄首相は8日午後、安倍晋三元首相への銃撃を受け、関係閣僚会議を開催した。二之湯智国家公安委員長に対し、選挙を公平に実施できるよう警備、警護を強化するよう要請した。二之湯氏は警察庁長官に指示した。会議後、二之湯氏が記者団に明らかにした。

 金子恭之総務相は記者団に「政策の訴えを封殺することは絶対に許されない。このような蛮行があっても、しっかり選挙を行う体制を整える」と語り、総務省の選挙担当部署に対策強化を指示する考えを示した。

 これに先立ち首相は、参院選の街頭演説の日程を切り上げ、遊説先の山形県から自衛隊の輸送機やヘリコプターを乗り継ぎ急きょ帰京した。