「驚き、怒り、深い悲しみ」とバイデン大統領
「友人」安倍元首相の死去悼む
バイデン大統領は8日、選挙演説中に凶弾に倒れた安倍元首相(67)を悼む声明を発表。安倍氏を「私の友人」と呼び、その死去に「驚き、怒り、深い悲しみを感じている」とコメントした。同日、CNNが報じた。
バイデン氏は「安倍氏は日本国民を深く思いやり、生涯を日本のために捧げた」とたたえ、「死の瞬間も、民主主義活動に従事していた」と続けた。「いかなる暴力も許されない。銃による暴力はコミュニティーに深い傷跡を残す」と指摘し、「米国は日本と悲しみを分かち合い、ご家族には深い哀悼の意を表したい」と結んだ。
また、フロリダ州マール・ア・ラーゴの別荘で安倍氏と複数回ゴルフを楽しんだことがあるトランプ前大統領は「安倍氏がいかに偉大な人物、指導者であったかを知る人はほとんどいない。しかし、歴史が物語るだろう」とSNSに投稿した。一方、安倍氏とともに2016年5月、米国大統領として初めて広島を訪れたオバマ元大統領は「日本と日米同盟のために献身した」とツイート。「同盟強化の努力、広島やハワイの真珠湾を一緒に旅行した感動的な体験、安倍夫妻の私と妻のミシェルに対する優しさは生涯忘れることはない」と惜しんだ。安倍氏は16年暮れ、日本の首相として初めて真珠湾を訪れている。
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