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共同通信
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安倍晋三元首相が奈良市の街頭演説中に銃撃され死亡した事件で、元海上自衛隊員の無職山上徹也容疑者(41)=奈良市=が「(事件前に)自分で作った銃を試し撃ちした」と供述していることが10日、捜査関係者への取材で分かった。現場で使われた銃は「一度に6個の弾丸を発射できる仕組みだった」と話していることも判明。奈良県警は容疑者が試射で殺傷能力の高さを確認し、事件を起こしたとみている。
捜査関係者によると、事件で使われた銃は金属製の筒2本を粘着テープで束ねた構造。弾丸はカプセルのような小さな容器に入れ、それぞれの筒から発射する散弾銃に似た造りだった可能性がある。