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市保健局の衛生検査の結果、市内にある2万3975の飲食店のおよそ85%が今年11月2日の時点でグレード「A」を獲得していたことが分かった。
エーエム・ニューヨークが伝えたところによると、これは2010年に始まったグレーディング制度開始より20%の増加だという。
トップグレード「A」を獲得したレストランは市の5区全体にちらばっているが、なかでも集中したのはミッドタウン・ウエストとヘルズキッチンとなった。一方、最低の「C」を獲得したのは全体の1.6%にあたる385店だった。
やはり消費者の心理としては、清潔なレストランで食事をしたいと思うようで、グレードが上がったレストランが以前より繁盛するなど、市の格付けは営業促進に一定の効果がある、とレストラン業界関係者は口を揃える。
人気の店が清潔とは限らず、「クロナッツ」で有名なドミニク・アンセル氏の店はねずみが原因で、数日店を閉める事態となったことがある。SNSやインターネットで事前にレストランを調べることが可能なこの時代、店の悪い噂はあっという間に世界をかけめぐってしまう。
世界一の観光地としても名高いニューヨーク市内の飲食ビジネスで成功するためには、「消費者の心を掴み、ニーズに応えることがもっとも大切なため、市の方針に従って衛生状態を管理する重要性をレストラン側が理解し始めている」と、市保健局の担当者は述べている。
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