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共同通信
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「1票の格差」を解消しないまま実施された10日の参院選は憲法違反だとして、二つの弁護士グループが11日、選挙無効を求め全国14の高裁・高裁支部に提訴した。午前中の8カ所に続き、午後には仙台、東京、名古屋、大阪、広島の5高裁と、広島高裁岡山支部で手続きが進められた。
升永英俊弁護士のグループは全14カ所で訴訟を起こした。升永氏は東京高裁に提訴後、記者会見した。参院選では憲法改正に前向きな「改憲勢力」が3分の2以上の議席を維持したが、「格差を是正せずに選ばれた国会議員に改憲発議の資格はない」と強調した。
他に山口邦明弁護士のグループが広島高裁に提訴した。