ニュースサイトのディー・エヌ・エーインフォでは7日より受付開始となったニューヨーク市でキンダー(Kindergarten)の対象児童の保護者が知っておくべき事項を掲載している。そのうち厳選の5つを紹介する。
同市では、2010年に出生した子どもはすべて今年秋からキンダーへ入学する資格があるとしている。申し込みの受付は1月7日から2月13日までで、教育局(DOE)からの結果は4月に書面で通達される。
①キンダーは義務教育
同市の規定では、その年に5歳の誕生日を迎える子どもはすべてキンダーへ通うよう定めている。また誕生日が遅いことを理由に入学を1年遅らせることは許可されていない。
②オンラインで申請
DOEではキンダーガーテンコネクトと呼ばれるシステムを昨年より採用しており、申請書を複数の学校へ一度に送付することが可能となった。申請はこれ以外に、電話(718-935-2009)か、あるいはファミリーウエルカムセンター(通訳サービス有)へ直接出向いて手続きを行うこともできる。なお申し込み期間中であればいつ申請を行っても優先度に影響はない。
③大多数の生徒は指定区域の学校へ
ほとんどの場合自宅に近い指定区域の学校への入学は保証されており、そこへ通う生徒が多数を占める。申請数が定員を超えた場合は順番待ちとなるが、最終的には6月から10月の間に入学を許可される場合が多い。ただし、以下の学校は指定区域がなく平等の確率となる。ローワーイーストサイドのディストリクト1、南ブロンクスのディストリクト7、ブラウンズビルのディストリクト23。
④指定区域外の学校へも入学は可能
区域の学校が気に入らなければ区域のない学校やマグネットスクール、2カ国語プログラム学校など他の学校への入学も可能。学校選びのためには直接学校を訪れることが勧められている。DOEのウェブサイトで公開されているオープンハウスのスケジュールを参考に。
同市では今年9月までに、2カ国語プログラムを100以上に増やす予定で、ウイリアムズバーグのPS147では初の日本語プログラムを開始する。
⑤通学手段の選択については各自で確認
指定区域の学校へ通学する場合、学校まで半マイル以上あればスクールバスの利用あるいはメトロカードの支給を受けられる可能性がある。半マイル以下であれば半額のバスパスが支給される。区域外の学校であればスクールバスは利用できないがメトロカードは支給される。
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