福島・双葉、8月末に居住再開へ

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共同通信

 2011年3月の東京電力福島第1原発事故で唯一、全住民が避難を続ける福島県双葉町は8月30日午前0時、帰還困難区域内の特定復興再生拠点区域(復興拠点)の避難指示が解除され、11年5カ月ぶりに居住できることになった。伊沢史朗町長と政府の原子力災害現地対策本部、福島県の各幹部が14日、同県いわき市の仮役場で合意し記者会見で発表した。

 今後、政府の原子力災害対策本部(本部長・岸田文雄首相)が正式決定する。第1原発5、6号機が立地し、埼玉県への集団避難と役場機能移転という異例の経緯をたどった双葉町が、本格復興へ踏み出す。