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共同通信
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【北京共同】中国共産党が、秋ごろに開かれる第20回党大会で新疆ウイグル自治区トップの同自治区党委員会書記だった陳全国氏(66)を、指導部を構成する政治局員(現在は25人)から退任させる方向で検討していることが14日分かった。複数の党関係筋が明らかにした。習近平党総書記(国家主席)(69)の威光を誇示しながらイスラム教徒の少数民族、ウイグル族を抑圧した手法が問題視されているという。
米国は、陳氏がウイグル族弾圧を推進したとして制裁対象にしている。中国は「テロ対策」として一連の措置を正当化しているが、陳氏を新指導部に残すべきではないとの判断に傾いている。