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共同通信
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広島県原爆被害者団体協議会は14日、広島市で記者会見を開き、8月に米ニューヨークで開かれる核拡散防止条約(NPT)再検討会議に被爆者の佐久間邦彦理事長(77)が参加すると発表した。佐久間さんは「核兵器保有国と非保有国の本当の橋渡しができるのは被爆者だ。多くの人に被爆の実相を伝えたい」と意気込みを語った。
佐久間さんは核保有国の政府代表との面会を希望している。ロシアがウクライナに侵攻し、核兵器使用を示唆したことを踏まえ「特にロシアの人と話をしたい。被爆者が核廃絶を直接訴える意義は大きい」と語った。日本政府に対しては「廃絶が進むよう努力してほしい」と求めた。