京都、コロナで行動制限求めず

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共同通信

 京都府の西脇隆俊知事は15日の記者会見で、急増する新型コロナウイルス感染者への対応として飲食店の時短営業などの行動制限は求めない方針を示した。感染力が強いとされるオミクロン株の派生型「BA・5」への置き換わりが進む一方、重症化率は低い点を理由に挙げた。

 感染急拡大に対しては、主要駅前での無料検査を拡充するほか、高齢者施設に医師らを派遣してワクチンの4回目接種を加速することで対応する。この日のコロナ対策本部会議でこうした方針を決めた。

 京都市内は祇園祭の真っ最中。西脇氏は会見で「移動だけで感染リスクが高まるわけではない」とした。