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共同通信
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【ジッダ共同】バイデン米大統領は就任後初の中東訪問を終えて米東部時間16日、首都ワシントン近郊の米軍基地に専用機で到着した。ガソリン価格高騰で支持率が低迷する中、最大の焦点だった石油増産でサウジアラビアから確約を得られず「手ぶら」(ロイター通信)での帰国となった。11月の中間選挙に向け、厳しい政権運営を強いられそうだ。
最も注目されたのは、サウジで実権を握るムハンマド皇太子との15日の初会談だった。バイデン氏は会談冒頭で2018年の米在住サウジ人記者カショギ氏の殺害事件を取り上げ「皇太子に責任がある」と指摘したと米記者団に強調した。