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共同通信
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東日本大震災で被災した岩手県宮古市の出崎埠頭で17日、景勝地・浄土ケ浜の新しい遊覧船「宮古うみねこ丸」(19トン)の就航式が行われた。昨年1月、船の老朽化や観光客の減少でかつての事業は終了。公設民営で復活した。「震災の教訓を伝え、この地の魅力をPRする使命がある」。長年ガイドを務める金沢明美さん(64)は、決意を胸にこの日を迎えた。
式後に運航予定だったが、濃霧の影響で全便欠航に。だが多くの人が駆け付け、金沢さんはかつての遊覧船の最終便に乗ったという同県滝沢市の会社員(43)と記念撮影。「励みになる」とうれしそうな表情だった。