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ニューヨーク市のビル・デ・ブラシオ市長は3日、市内5区の沿岸地域を結ぶフェリー航路開設に向けた条例案を発表した。
同計画では、まずサウス・ブルックリンとクイーンズ区のアストリアおよびロッカウェーを結ぶ航路を2017年に開通。翌年に、ローワーイーストサイドからイースト川を通りマンハッタンの数カ所を経由しロングアイランドシティへ向かう航路と、ブロンクス区のサウンドビューを出発する航路の開通が計画されている。
市は同計画開始時に5500万ドルを、その後、年間1000~2000万ドルを費やす予定。現在は、イースト川とハドソン川で、民間のフェリー会社が市の助成金を受け4ドル前後の運賃で運航している。同計画のフェリーも運営は民間業者に任せるが、運賃を地下鉄やバスと同じ2.75ドル(来月の値上げ後の価格)に設定する予定であるという。
メトロカードは使用不可。市長は施政方針演説で、フェリーの利用が容易になれば通勤時間が短縮される上、マンハッタン区以外の地域の活性化につながると語っている。
だが、地域計画の専門家は、フェリーは運航に費用がかかり過ぎる割に、利用者が少ないのが問題だと述べている。
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