クイーンズ区検事局は11日、ベビーカーを押した女性ばかりを狙い窃盗を繰り返していた同区に住む夫婦が逮捕されたと発表した。
同局によると、ルイス・チャンゴ被告(45)と妻のローザ・へレス被告(37)は9月27日、同区にあるマンディーズ・クロージング・ストアでベビーカーの中にいた赤ちゃんの手からアイフォン6を取りあげた疑いがもたれている。
ことし8月から11月までの間に同区の小売店で起きた十数件の窃盗事件についても、両被告の犯行とみられている。両被告は、子どもを持つ親たちに人気のある子供服店カーターズ・チルドレンズ・ストアやギャップ、オールド・ネイビーなどで、18歳〜38歳までのベビーカーを押した女性ばかりを狙い、被告の1人が被害者に話しかけ注意をそらしたり、被害者とベビーカーの間に立って視界を遮っている間に、別の被告が盗みを実行するといった手口で犯行に及んでいたという。
重窃盗罪、児童福祉を危険にさらした罪で起訴された両被告は、10日に行われた罪状認否では犯行を否認している。へレス被告は保釈金7250ドル、チャンゴ被告は1万2500ドルでそれぞれ釈放され、12月4日に再出廷を命じられている。
ブラウン氏は、これからのホリデーシーズンに向け、バッグや貴重品を身体から離さず、周囲に注意を払うよう呼びかけた。