サハリンの遺体、DNA一致

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共同通信

 海上保安庁は20日、北海道・知床半島沖の観光船「KAZU 1(カズワン)」沈没事故で行方不明になった乗客の男性と、ロシア極東サハリン南部で見つかった男性の遺体のDNA型が一致したとの連絡が、ロシア側から19日にあったと明らかにした。遺体の引き渡しに向け調整している。

 海上保安庁によると、遺体は「KAZU」と書かれた赤い救命胴衣を着用し、黒い携帯電話や車の鍵、腕時計も見つかっていた。日本側でDNA型のデータをまとめ、外交ルートを通じてロシア側へ提供、ロシア側が鑑定した。引き渡し後は、日本側で改めて身元確認する方針。