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共同通信
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国際通貨基金(IMF)のゲオルギエワ専務理事は20日、東京都内で講演し、世界経済が「ますます打撃を受けやすく、複数の危機に直面している」との認識を示した。危機の要因として、新型コロナウイルスの影響の長期化や途上国の債務増大、物価高騰、ロシアのウクライナ侵攻を挙げ「(回復力のある)強靱性に注目することがかつてないほど重要で喫緊の課題だ」と強調した。
ゲオルギエワ氏は、東日本大震災からの復興に取り組む日本に言及。「課題に立ち向かうために必要となる回復力の偉大な象徴だ」と指摘した。
講演はIMFアジア太平洋地域事務所の創設25周年を記念した式典で行った。