いよいよ2月14日のバレンタインデーも真近に迫り、愛する人や家族に何を贈ろうかと頭を悩ませている人はいないだろうか。米国は日本とは違い、男女が愛を誓い合う日として祝われるため、告白するのは女性だけでなく男性も同じ。ここニューヨークでも、プレゼントを交換したり、レストランで素敵なディナーデートをするのが通例となっている。プランを立てたり、プレゼントを選ぶことは楽しい作業でもあるが、忙しいニューヨーカーの中には、これにストレスを感じる人もいるのが現実。「特別なことをしたい」「個性的な演出をしたいが時間がない!」という人におすすめの、こんなエキセントリックな贈り物はどうだろうか。
ブロンクス区にあるブロンクス動物園(Bronx Zoo)では、バレンタインデーにちなみ、同園で飼育されている昆虫「マダガスカルゴキブリ(Madagascar hissing cockroach)」に名前を付ける権利を販売している。金額は10ドル。
「永遠の愛を誓うために、珍しい“ゴキブリ”の贈り物は最適」と同動物園はこのギフトを推奨している。もちろん、このゴキブリは路上やアパートなどで見かけるようなものとはまったく別物。見た目は美しく(?)ある意味で“高級感”が漂っており気品さえも感じるほど。“ゴキブリ”と知らなければ、いや〜な気分にはならないのではないかと思われる。ちなみにサイズは、この種では世界一大きく、平均4インチ(10・16センチ)もあるとか。天ぷらとして食すのも美味らしい…。
このイベントを熱愛中のカップルや夫婦で楽しむのは王道だが、通な楽しみ方としては、(本命の相手には内緒で)初恋の人や忘れられない過去の恋人、はたまた愛人の名前をこっそり付けるというもの。これぞ、大人の遊びといったところか。
どれくらいの利用者がいるのかは不明だか、2011年から継続して開催されているので、それなりの人気があるようだ。今回で祝5回目!
チョコレートは溶ける、花は枯れる。しかし、ゴキブリは永遠!
あなたの不滅の愛を“ココロッチ”にのせて、届けてみては? さあ迷わずに、www.bronxzoo.com/roach にアクセス。この収益は野生動物保護協会(WCS)により世界中の野生保護地域の支援に使用される。ゴキブリへの10ドルが世界とあなたの愛を救う!?
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