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共同通信
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ふるさと納税制度に基づき、2021年度に全国の自治体が獲得した寄付金の総額が8千億円を超えた。政府関係者が20日明らかにした。20年度の6725億円から1千億円以上伸び、過去最高を更新。新型コロナウイルス禍の巣ごもり需要が続き、日用品や食料品などの返礼を目当てとした寄付が拡大したとみられる。
ふるさと納税が始まった08年度の寄付額は81億円だった。その後は400億円以下で推移し、個人の寄付上限額が引き上げられた15年度に1653億円に急増。「返礼品は寄付額の30%以下の地場産品」など新制度に移行した19年度を除き、右肩上がりとなっている。