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共同通信
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ロシアのラブロフ外相は20日、ウクライナへの欧米の軍事支援を批判し、軍事作戦の「地政学的な課題は変わった」と述べた。ロシア軍の支援を受ける親ロ派が一部を実効支配する東部ドンバス地域の2州だけでなく、周辺に位置する南部ザポロジエ州やヘルソン州の確保も視野に入れていることを明らかにした。ロシア通信と会見した。
将来のロシア編入を見据えた発言とみられる。軍事作戦の主目的をドンバス2州に住むロシア系住民の保護と説明してきたプーチン政権の高官が、この2州以外の最終的な支配を目標としていると明言したのは初めて。(共同)