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共同通信
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市川児童相談所(千葉県市川市)で勤務中、慢性的な人手不足や長時間勤務で精神疾患を発症して退職せざるを得なくなったとして、元職員飯島章太さん(28)が21日、設置者の県に慰謝料や残業代など計約1200万円の支払いを求め、千葉地裁に提訴した。
飯島さんは大学院修了後の2019年4月、児童指導員として市川児相で勤務を開始。人手不足で、休憩時間が確保できないなどの過酷な労働を強いられた。精神疾患を発症して19年7月に休職。復帰したが、21年11月に退職した。
飯島さんは、自身への補償が目的ではなく「労働環境が整い、児童へのケア向上につながってほしい」と語った。