中1自殺で第三者委設置へ、大阪

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共同通信
取材に応じる大阪府泉南市の山本優真市長=21日午後、泉南市役所

 大阪府泉南市で3月に中学1年の男子生徒=当時(13)=が自殺し、国の指針で定めた市教育委員会の基本調査が事実上ストップしている問題で、山本優真市長は21日の市議会全員協議会で、市教委が遺族と関係を築けていないとして新たに第三者委員会を立ち上げて調べる方針を示した。市教委は同日、基本調査に当たる会合を6回開催したが、いまだに遺族とは連絡が取れていないと明らかにした。

 男子生徒の自殺を巡っては、母親から相談を受けた市の第三者機関「子どもの権利条例委員会」が経緯と市教委の対応を調査し、市長宛ての報告書を作成している。