「相撲部監督の教え」で男児保護

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共同通信
埼玉県警大宮西署の市川弘明署長(右端)から感謝状を手渡される埼玉栄高の相撲部員たち=21日午後、さいたま市

 埼玉県警大宮西署は21日、さいたま市西区の公園で小学校高学年の男児を保護したとして、埼玉栄高の相撲部に所属する3年の根岸康介さん(17)ら4人に感謝状を贈呈した。根岸さんは「思いやりの気持ちを大事にしようという監督の教えが生きた」と話した。

 他の3人は3年の高山瞬佑さん(18)、鶴叶翔さん(17)、2年の伊賀慎之助さん(17)。署によると、16日午後8時40分ごろ、高山さんと伊賀さんが公園でトレーニング中、1人で立っている男児に気付いた。いったん部の道場に連れ帰り、4人で相談。大宮西署に送り届けた。男児は行方不明届が出されていた。