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共同通信
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【コロンボ共同】任期満了に伴うインド大統領選の開票が21日行われ、与党インド人民党(BJP)が擁立したドロウパディー・ムルムー前ジャルカンド州知事が当選した。社会経済的に不利な立場に置かれた「指定部族」と呼ばれる少数民族で初めての大統領となる。
インドでは長らく指定部族に対する差別が問題となってきた。ムルムー氏の大統領就任が、差別解消のきっかけになることが期待されている。
地元メディアによると、ムルムー氏は1958年、東部オディシャ州生まれ。指定部族の一つ「サンタル」で、東部ジャルカンド州で初の女性知事を務めた。