Published by
共同通信
共同通信
総務省が22日発表した6月の全国消費者物価指数(2020年=100、生鮮食品を除く)は、前年同月比2.2%上昇の101.7だった。伸び率は15年3月以来約7年ぶりの大きさ。政府や日銀が物価上昇の目標として掲げる2%を3カ月連続で超え、物価高が定着しつつあることが浮き彫りになった。
ウクライナ情勢や円安を背景に、エネルギーは前年同月と比べて引き続き高い伸びとなった。生鮮食品を除く食料では家庭と外食の双方で値上げが本格化しており、指数全体を押し上げた。指数が前年の水準を上回るのは10カ月連続。