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共同通信
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北海道・知床半島沖の観光船「KAZU 1(カズワン)」沈没事故は23日で3カ月になる。海上保安庁は事故原因を捜査するとともに、なお行方が分からない12人の捜索を続けているが、不明者の友人からは「事故関連の報道が減っている。風化が心配」との声が上がる。
「明るく優しい笑顔が印象的だった」。小学生の息子と乗船したとみられる北海道在住の女性と、家族ぐるみの付き合いという40代男性は今月中旬、こう漏らした。2人はいずれも行方が分かっておらず「時間は止まったまま。早く見つかるよう祈り続けている」と厳しい表情で話した。