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共同通信
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夏ばてにスタミナ食を―。土用の丑の日を迎えた23日、各地のウナギ料理専門店では香ばしい匂いが漂い、人々でにぎわった。物価高や新型コロナウイルス禍が続くが、巣ごもり需要の拡大や連日の猛暑を受けてスーパーや百貨店などでも、さまざまなウナギ料理を手がける商戦が活況を呈している。
大阪市生野区の「舟屋」では、ウナギの弁当を昨年より100円値上げした。「企業努力だけでは限界。価格は最小限に抑えた」と店主の山本憲男さん(55)。マスク姿で脂が乗ったウナギ5匹を串刺しにし、炭火の上でゆっくりとひっくり返した。
水産庁によると、今年のウナギ供給量は「比較的安定」という。