ニカラグア主要紙編集部、国外へ

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共同通信

 【サンパウロ共同】21日付の中米ニカラグアの主要紙プレンサは、独裁色の強い左派オルテガ政権による迫害により、同紙の記者や編集者、カメラマンらが国外脱出を余儀なくされたと報じた。「国民へ情報を伝えるために国外での編集態勢を構築中」としている。

 政権は2019年に別の主要紙を廃刊に追い込んだ。プレンサも昨年8月、政権が紙の供給を妨害したため紙面発行を休止、電子版のみになっていた。

 今月に入ってから、当局が同紙社員2人を拘束、90日間の勾留を命じたり、編集関係者らの家宅捜索を行ったりするなど迫害を強化。拘束を逃れた編集関係者は国外に出た。