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共同通信
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宇宙航空研究開発機構(JAXA)は24日、鹿児島県の内之浦宇宙空間観測所で観測ロケットS―520―RD1号機を発射し、音速の5~6倍以上という極超音速を目指すエンジンの開発に向けた試験を行った。防衛省がJAXAに委託する研究としてデータを取得する。打ち上げは成功した。
ロケットは全長9.15メートル、直径52センチ、重さ2.6トン。上部に搭載されたエンジンの模擬装置は分離後の落下時に時速6500キロを超えるマッハ5.5に達したとみられる。従来は燃料を燃やすための酸素を載せる必要があるが、開発中のエンジンは大気中の酸素を取り込んで利用する。