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共同通信
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ヘイトスピーチや入管収容問題などの現場を取材するジャーナリスト安田浩一さん(57)が24日、「多文化共生社会の内実を問う」をテーマに広島市で講演し「今、台風が来ても地震があっても凶悪事件が起きても、すぐ在日外国人に結び付けられる。日本人社会が差別実態を生んでいる」と訴えかけた。
NPO法人「共生フォーラムひろしま」が主催。安田さんは、自然災害のたびに、インターネット上に「窃盗団が出ている」などの外国人差別デマが書き込まれると指摘。安倍晋三元首相が銃撃され死亡した事件も、発生直後に在日外国人の仕業だとのデマがあったとして問題視した。