銃撃、昨年3月から武器製造か

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共同通信
山上徹也容疑者の自宅を家宅捜索し、押収物を運び出す奈良県警の捜査員ら=24日、奈良市

 安倍元首相銃撃事件で山上徹也容疑者が、手製銃に使うとみられる火薬を乾かす場所を集合住宅からガレージに移した理由を「賃料が高くついたため」と供述していることが25日、捜査関係者への取材で分かった。奈良県警は集合住宅を借り始めた昨年3月ごろから武器製造を始め、製造を続ける中で経済的に困窮したとみている。

 県警は24日、奈良市の容疑者宅を家宅捜索し、衣類や書籍を押収した。

 捜査関係者などによると、山上容疑者は自宅とは別に昨年3~9月ごろに集合住宅の一室を、同11月~今年2月ごろにガレージを借りたと説明。集合住宅が月額2万円台で、ガレージが約1万5千円だった。