レシピ本「グッドアンドチープ(Good and Cheap)」の著者リアン・ブラウン氏とブルックリン区のNPO法人ノースイースト・ブルックリン・ハウジング・ディベロップメント・コーポレーション(NEBHDCo)は13日、本のサイン会と料理のデモンストレーションを行った。
同書は連邦政府の補助的栄養支援プログラム(フードスタンプ)を受給する人々に向け、ブラウン氏が買い物のコツやレシピを開発し書き上げた本。フードスタンプの支給額は一人あたり一日4ドルとされており、同氏はこの予算で健康的な食生活を送るための助言を、当初は大学の実務プロジェクトとしてウエブサイトに載せていた。
サイトは大好評であったため、同氏はコンピューターにアクセスできない人々にもその内容を広めたいとして、今回その印刷版を出した。
同書には「ビンや缶入りの飲料はやめて、基本的食材(小麦粉、缶詰野菜など)を揃える」「卵、豆、豆腐など肉以外のたんぱく質も取り入れる」といったアドバイスとさまざまなレシピが載せられている。
HEBHDCoの責任者は「低予算の食生活を送る人向けに書かれた本だが、健康的な食生活を送りたい人なら誰にでも役立つ内容になっている」と話す。
米農務省によると、11月7日現在フードスタンプの受給者数は全国で4650万人とされている。