Published by
共同通信
共同通信
名古屋市立中1年の女子生徒が2021年3月に自殺した問題で、市教育委員会は26日、第三者による「市いじめ対策検討会議」の調査結果を公表した。別の生徒の行為やグループ内でのLINEメッセージの内容をいじめと認定するとともに、相談を受けた学校側が「いじめかどうか組織的に検討しなかった」と対応の不備を指摘した。
自殺の経緯は「いじめが直接の原因ではないが、不安を抱え、安心できる環境がなかったこともあり、衝動的に自死に至ったと推測される」とした。
生徒の両親は公表に先立って25日、記者会見し、いじめを直接原因と認めなかったことを「納得できない」と批判した。