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共同通信
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北海道・知床半島沖の観光船「KAZU 1(カズワン)」沈没事故で、木原誠二官房副長官は26日の記者会見で、ロシアが実効支配する北方領土・国後島西岸で見つかった乗客乗員とみられる男女2人の遺体について、ロシア側から極東サハリンでの引き渡しを希望すると口頭で連絡があったと明らかにした。
ロシア外務省が25日、在ロシア日本大使館に伝えたという。木原氏は正式な回答を待つ必要があるとしつつ「人道的観点から一日も早く実現できるよう、調整したい」と述べた。
2人の遺体について、ロシア側から6月、乗客の女性、曽山聖甲板員とそれぞれDNA型が一致したとの連絡があった。