だいぶ気温も上がり日中は暖かさを感じるようになってきたニューヨーク。春の到来にわくわく、そしてビールが飲みたい季節でもある。先日のセイント・パトリックス・デーでも大量のビールが消費されたことだろう。
よく、ビールは太る、カラダに悪い、などと思われがちだが、量を守ればそうでもなさそうだ。Just Salad’sのヘッドシェフ、ラウラ・ペンシエロさん(①~⑥)とフードサービスコンサルティング、SPE認定の栄養士クリスティ・デル・コロさん(⑦~⑩)が教えるビールの知られざる栄養を紹介しよう。
①ビールはナチュラル
野菜を食べるのと同じ、というわけにはいかないが、オーガニックの食品に通ずるところはある。ビールはホップとアルコールで出来ており、基本的に化学物質は入っていない。ビール製造の過程は、煮る、発酵させる、ろ過する、(瓶などに)詰める、と至ってシンプル。
②低カロリーで炭水化物も少ない
12オンス(約355ミリリットル)で約150キロカロリー、炭水化物は約12グラムと比較的少なく、同量で約40グラムの糖分を含む甘いカクテルや炭酸飲料を飲むよりもベターな選択といえる。
③コレステロール値を下げる
動脈硬化の原因となる酸化したLDLコレステロールを取り除き肝臓へ運ぶ働きをする、高比重リポたんぱく質を増やす働きがあり、リピトールなどのスタチン薬よりも効果があるとされている。
④ビタミンBが豊富
心臓発作や特定の種類のがん、またうつ病などを予防する水溶性ビタミンのヨウ酸が多く含まれている。
⑤抗酸化作用がある
ホップ特有のフラボノイドであるキサントフモールには抗酸化作用と発がん性物質を抑制する強い効能がある。また、ダークビールには赤ワインと同じくらいの抗酸化作用がある。
⑥骨の強化を助ける
ビールに含まれるシリコンが骨の強度を保ち、骨粗しょう症を予防する可能性がある。
⑦水分補給できる
ビールの93%は水分のため、他のアルコール飲料に比べてビールはカラダに水分を補給することができる。
⑧長生きする
ワインはアンチエイジングや慢性疾患を予防するといわれているが、最近の研究ではビールにも同様の効果があることがわかってきている。
⑨社交的になる!
ピッチャーを多勢で分け合えば皆仲間! 適度な量でリラックスしてビールを楽しむことは、社交性をもつことといえる。
楽しい酒はココロもカラダもハッピーになる。ハッピーになることは健康にもつながる。ねっ、ビールが飲みたくなってきたでしょう?
※参考
www.amny.com/eat-and-drink/beer-health-benefits-exist-really-1.10041645他
RECOMMENDED
-
世界最強パスポートはどの国? 日本2位、アメリカは9位に
-
今年はNYで4つの美術館がリニューアルオープン!ニューヨーク・タイムズの「訪れるべき場所」にも
-
「2025年に訪れるべき52の場所」ニューヨーク・タイムズが富山県を選出 隈研吾のガラス美術館にも注目
-
NYで5つの「メイシーズ」が閉店 対象店舗は? ミニマーケットの出店も計画中か
-
津山恵子のニューヨーク・リポートVol.47 中居氏の謝罪、アメリカではあり得ない ジャニーズ問題を繰り返し人権蹂躙
-
異色ユーチューバー、ラオスでの児童買春を投稿、卑劣さが物議…海外での犯罪も罪成立
-
NY、NJ州境で大規模山火事 マンハッタンの「3分の1相当」が延焼か
-
ビリー・ジョエルとロッド・スチュアート 一夜限りの豪華すぎる共演、17日からチケット発売
-
ロス山火事、安否不明「多数」
-
今年は3店舗しかない! NYのデパート「冬季ウインドウ」まとめ 話題のWickedコラボも