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共同通信
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【ワシントン共同】米航空宇宙局(NASA)と欧州宇宙機関(ESA)は27日、生命の痕跡をとどめている可能性がある火星の石や土壌などの試料を2033年に地球に持ち帰るとの目標を明らかにした。現在、探査車パーシビアランスが現地で収集中。これを回収し地球に届けるための周回機などを20年代後半に打ち上げる予定だ。
火星の表面には過去には液体の水が大量に存在し、生命が誕生していた可能性がある。試料を分析機器にかければ微生物や生命の部品でもある有機物が見つかるかもしれないと期待されている。
パーシビアランスは20年に打ち上げられ、赤道近くのクレーターに昨年着陸した。